失敗しないソラマメの発芽方法

ソラマメって、まくといつもうまく芽が出てこなかったり、種が腐ってしまうんだよなあ。

そう感じてる人も結構多いのでは…。

ソラマメの種子をまく場合、注意しなければらないのは、過湿による腐敗です。

タネが大きい分、酸素と水分の要求量は多いんですが、適度があります。

「その適度が難しいんだよ!」ごもっともで。では上手に発芽させるやり方を教えます。

 

まず、蒔き時ですが、東金地域では、生産者で一日も早く集荷し、収益を上げたい場合は10月中旬に蒔きます。

しかし、一般の家庭菜園の方には、大きく育ち過ぎて真冬の霜害にやられる危険性があるので、10月下旬以降から11月中旬がおすすめです。

 

次に、タネを蒔く土ですが、畑の土でも悪くないですが、あまりおすすめしません。

畑の土をポットに入れて潅水すると、水はけが悪い場合がよくあります。これだとタネが腐ります。

従って種まき専用の培土を使用する事が堅実です。

 

専用培土に潅水し、適度な湿り気を持たせてからその土をポットに移します。

これで下準備完了。

 

 

タキイたねまき培土
タキイたねまき培土
サカタ スーパーミックスA
サカタ スーパーミックスA

さあ、いよいよポットにタネを蒔きます。

まずソラマメは、お歯黒という根と芽の出る部分が必ずあります。そのお歯黒を斜め下にして、少しくぼんだ方を斜め上向きにして土に差し込みます。

その時、重要なのはソラマメを埋める深さです。ソラマメの約2/3を埋め、残りの1/3を地面から出しておくのです。

 

その理由は、そうすることで適度な水分と酸素を与えるんです。つまり豆を酸欠状態にさせない工夫です。

だから逆に全部埋めてしまうと、酸欠で死んでしまうんです。


 

要するにお歯黒を下にしてくぼみが上になるように斜めに。お尻を1/3出すように差し込む。

これで準備はOK。

 

次は水の管理。よく豆を冷やして(つまり何時間か水に浸けて)から蒔く人がいるけど、これは厳禁!

わざわざ、頭を出して植えるぐらいだから納得していただけるでしょう。

最初の水やりはポットの下穴から余分な水が出る程度までしっかりと潅水して下さい。

これで十分な水分を豆が吸い、大きく膨らんできます。

その後は、土の表面が乾いてきたら、水やりする程度で発芽を待ちます。

4~5日で皮が破れてきて、1週間程で発芽してきます。


 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これでほぼ100%発芽間違いなしですよ。

 



ちなみに、この品種は、打越一寸蚕豆。

 大袋1L規格(約200粒)も産地特価で販売しています。


味重視のソラマメが欲しい方には、ポポロ サラダソラマメ。

 

莢が大きくて、実もたくさん入って大きいんです。イタリア生まれの品種で、豆を莢から剥き、豆の薄皮も取り除いた後に、塩に付けたり、チーズとあわせて食べます。

味はとてもよく、甘みがあります。




更に、ソラマメ通の方には、初姫ソラマメ

 

 

最近の多くの品種は、ホクホク系が多いのが特徴です。

昔の品種で、「おたふくソラマメ」ってありましたが、この初姫ソラマメは食べると昔ながらのねっとりと舌にまとわりつく食感で、ソラマメ通にはもってこいの品種です。

 


 

まあ、他にも品種は多くあるので、色々試されてみてはいかがでしょうか?(笑)

ちなみに、現在これらの品種の苗を販売中です。